とある縁があって税務雑誌に寄稿することができました。
「月刊税理」へ初の寄稿
「月刊税理」という税務雑誌に初めて寄稿しました。
記事の内容は、「相続税申告・調査をめぐるエビデンスの整え方」という特集のうち、「税務署からのお尋ね文書への対応とエビデンスの整え方」という記事です。
執筆依頼を受ける直前に、たまたまブログに似た内容の記事を書いていました。
残念ながら直接ご依頼いただいたのではなく知り合いの税理士さんからの紹介でしたが、それでも嬉しいです。
活字になって自分の名前が載るというのは、なんとも身の引き締まる思いがします。
ブログやWeb媒体への執筆経験が生かされた
「月刊税理への執筆をやらないか?」という話をいただいたとき、ちょっと戸惑いました。
というのも「月刊税理」といえば税理士向けの超有名な雑誌、「私なんかが書いてもいいものか・・・」と不安に思ったからです。
それでも「やる!」と決めたのは、自分のブログやWeb媒体への税金記事の執筆経験があったからです。
Web媒体への記事は税金のシロウトさん向けにできるだけわかりやすくするため、
- 結論を先に書き、その根拠を後に書く。
- 言葉はやわらかく、語りかけるような感じ。
- 画像や文字の装飾などで見た目にとっつきやすく。
という書き方をします。
一方税務雑誌は読む人が税理士など専門家であることが多く、
- 理詰めで根拠を先に書き条文番号を入れる。結論は後。
- 言葉は堅く、「~だ」「~である」調。
- 当然だが文字がびっしり。権威のある感じ。
という書き方になり、視覚に頼るWeb媒体とはまるで違ったものになります。
それでも読者に「わかりやすく伝える」という目的はWeb・雑誌どちらも共通しています。
Web媒体で常に読者にどう伝えるかを考えることに慣れていたからこそ、よりハードルが高いと感じる税務雑誌への寄稿を引き受けることができました。
書いたことがある経験ももちろんですが、実際にやった仕事の経験を生かし、それをどういう表現で読者に伝えたらいいかを考えることが「書く仕事」のおもしろさだと思います。
書くことは自分の知識の整理にも役立つ
書く仕事は、時間がかかる割にそれほどお金になるわけではありません。
それでも自分の知識や経験をどう伝えるかを考えながら書くことは、自分の中での知識の整理にも役立つ有意義な仕事だと思っています。
書いてみると、よく知っていると思っていたことでも案外つまずいたり、もっとこうしたらいいのではという発見につながったりします。
今後も書く仕事を大切にしていきたいと思います。