独立後は、毎日夜7時に家でご飯を食べられる幸せ

独立してからは、毎日夕方から夕飯を作り、夜7時ごろ食べはじめます。

会社勤めのころは、忙しくて早い時間に夕飯を食べることができませんでした。

なんでもないことですが、そんな毎日がとても幸せだと感じています。

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新宿のオフィスビルは、いつまでも電気がついている

家からは、遠くに新宿のオフィスビルが見えます。
夜中の2時にふと目覚めて窓の外を眺めると、こんな時間でもまだ数件電気がついています。
きっと夜中まで仕事をしているのでしょう。

私も15年ほど前まで、西新宿のオフィスビルにある税理士法人で働いていました。
終電に間に合わず、タクシーで帰ることもちょくちょくありました。

「私も数年前は、こんな時間にあの中にいたんだな。」
そう考えると、ちょっと感慨深くなります。

あのころは、日中はお客さまのところへ訪問、
その後夜7時ごろ事務所へ戻り作業開始、残業が当たり前の毎日でした。

外は真っ暗。なのに、部屋の中だけがまぶしいほど明るい。
残っているみんなが黙々とキーボードを叩き、疲れ切ったどんよりとした空気が流れる、
そんな事務所の風景を思い出します。

平日の夜7時に家でゆっくりご飯を食べるなんて夢のまた夢。
夜中に帰宅、そんなにお腹が空いていないけどササッとご飯を食べ、お風呂に入り、おなかいっぱいの状態で寝る、というせわしさでした。

独立して見えた、暮らしの中の「自由」

独立してから、いちばん変わったのは夕方の時間です。
毎日5時を過ぎたらパソコンを閉じて、一息ついてからキッチンに立つ。

包丁で野菜をトントンと切っていると、仕事モードから料理モードへと頭が切り替わります。
※ ただし、決して料理は得意ではありません。

7時にはゆっくりテレビを見ながら、ご飯を食べる。
ここからは、まったりモード。
特別なことはしていませんが、「この時間を自分で決められる」ことが独立の醍醐味だと思います。

会社員のころは、夜は「仕事の延長」でしかありませんでした。
今、夜は「自分の時間のはじまり」です。

本を読んだり、「次はどこの山を登ろうか」と計画をたてたり、
大好きな「水曜どうでしょう」を見たり。
誰かに合わせることなく、気持ちのリズムで一日を終えられるようになりました。

自分の時間の使い方を選ぶ

夜中に灯るオフィスビルの明かりを見ると、
今も多くの人が仕事をしているのだと実感します。
その中には、かつての自分のように「このままでいいのかな」と感じている人もきっといるでしょう。

もし少しでもそう思うなら、いきなりフリーにならなくてもいいので、まずは自分の時間の使い方をイメージしてみてはいかがでしょうか。

自分が本当にやりたい仕事の準備でも、資格の勉強でも、ひとつ動いてみる。
それだけで、日々の見え方が少し変わってくるかもしれません。

私自身、独立は「自分の時間をどう使いたいか」を考えた結果でした。

その答えとして、夜7時にご飯を食べて、静かな時間を過ごしています。

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この記事を書いた人

相続税申告、フリーランスや小規模な会社のサポート、執筆などの活動をしています。福島県会津生まれ東京育ち。登山(初心者)、ネコ、水曜どうでしょうが好きです。

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