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相続税はいくらからかかるの?相続税の基礎控除について解説します

 
相続税の基礎控除とは?
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本間会津子
福島県会津生まれ、東京都練馬区育ちの税理士 本間会津子です。 同じことを何度聞いていただいても大丈夫、笑顔でお答えします。          ★お願い★ 当ブログはわかりやすくお伝えすることを目指しております。実際は細かい要件等がございます。最終判断は専門家にご相談ください。
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「相続税」と聞くと、どんなイメージでしょうか?

お金持ちの税金でしょ?ウチには関係ないわよ。

確かに相続税は誰にでもかかるわけではなく、亡くなった人の財産が一定の金額以上であれば、財産を相続した人にかかります。

そして、その一定の金額のラインを基礎控除といい、その金額は、

3,000万円+600万円×法定相続人の数となります。

亡くなった人の残した財産がこの金額を超えていれば、基礎控除を超える金額に対して相続税がかかります。

 

法定相続人とは民法で決められた相続できる人のことを指します。
↓ 法定相続人の数え方の記事はこちら ↓

 

では、100人亡くなった場合に相続税がかかるのは何人になるでしょうか?(平成28年)。

  • 全国では100人亡くなったらそのうち約8人
  • 東京国税局管内(東京都、神奈川県、千葉県、山梨県)に限ると100人亡くなったらそのうち約13人

東京都、東京23区・・・とさらに大都市圏に絞っていけば絞っていくほどこの割合は増えます。

大都市圏では土地の価格が高いため、持ち家があればそれだけで相続税がかかると言われます。

実際私も何度かサラリーマン家庭の相続税申告のお手伝いをさせていただいたことがあり、相続税は決して限られた資産家だけにかかる税金ではありません。

 

では、基礎控除の計算のしかたと相続税がかかるかどうかの判定について見ていきましょう。

 

相続税がかかるか判断する材料はこの2つ

相続税がかかるかどうかを判断するには、

① 亡くなった人の残した財産の金額

② 亡くなった人の家族構成(法定相続人の数)

この2つが必要になります。

 

 

1.家族構成から基礎控除の金額を計算する

冒頭で申し上げたとおり、相続税の基礎控除の金額は、

3,000万円+600万円×法定相続人の数です。

 

では基礎控除の出し方を、下の家族を例に見ていきましょう。

家族構成の例1

父・母・長男・長女の4人家族。父が亡くなった。

家系図

上の例では法定相続人が長女長男3人であるため相続税の基礎控除の金額は、

3,000万円 + 600万円×3人 =4,800万円

になります。

したがって、父が残した財産の金額が4,800万円以下であれば、このご家族に相続税はかかりません。

 

法定相続人の数が多ければ多いほど、基礎控除の金額は多くなります。

 

では、もうひと家族ご覧ください(以前ご質問を受けた事例です)。

家族構成の例2
  • 長男が亡くなった。子どもなし。奥さんがいる。
  • 父母はすでに他界。
  • 長男は5人きょうだい。うち次男はすでに他界し、次男の子どもが2人いる。

家系図

 

上の家系図では、長男に子がなく、父母がすでに他界しているため、長男の妻と長男のきょうだいが法定相続人になります。

次男はすでに亡くなっているため、次男の長男と長女が法定相続人になります。

次男の代わりに次男の子が相続人になることを「代襲相続」といいます。

 

では、この場合の基礎控除の金額は・・・

法定相続人は長女三男次女次男の長男次男の長女の計6人

基礎控除の金額:3,000万円 + 600万円×6人 6,600万円

代襲相続があった場合、代襲される人(この場合は次男)に子が2人以上いると、次男が健在で長男の相続を迎える場合より法定相続人の数が増えるため、基礎控除の金額が増えます。

ご高齢の方できょうだいの人数が多く、かつ、きょうだいのうちすでに亡くなっている方がいて代襲相続が起こった場合、法定相続人の数が10人を超えるケースをたまに見かけます。

では基礎控除の金額を計算できましたら、亡くなった人が残した財産の金額と比べてみましょう。

 

2.亡くなった人の残した財産の金額と基礎控除を比較する

亡くなった人が残した財産が、上で計算した基礎控除の金額を超えていれば相続税がかかります。

「亡くなった人が残した財産」とは、資産から負債及び葬儀費用を引いた残りの金額です。

すなわち、下の図のオレンジの斜線部分が、

  • 基礎控除よりも少なければ相続税はかからない
  • 基礎控除を超えていれば、その超えている分に対して相続税がかかる

ということになります。

正味遺産額

上記の「家族構成1」の例では、法定相続人が3人のため基礎控除の金額が4,800万円でしたので、この家族に相続税がかかるかどうかは、

【例1】資産1億円 負債2,000万円 葬儀費用300万円であれば、

1億円ー2,000万円ー300万円=7,700万円 > 4,800万円 

∴ 7,700万円ー4,800万円=2,900万円に対して相続税がかかる

【例2】資産5,000万円 負債1,000万円 葬儀費用300万円であれば、

5,000万円ー1,000万円ー300万円=3,700万円 < 4,800万円 

∴ 相続税がかからない

 

↓ 資産・負債・葬儀費用の計算のしかたの記事はこちら ↓

 

まとめ

  • 相続税は、亡くなった人が残した財産が基礎控除の金額以下であればかからず、基礎控除の金額を超えていれば超えた金額につき課される。
  • 基礎控除の金額は、3,000万円+600万円×法定相続人の数で計算する。
  • 亡くなった人が残した財産は、「資産ー負債ー葬儀費用」で計算する。

いかがでしたでしょうか?

基礎控除を計算することが相続税がかかるかどうかを判定する第一歩となります。

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