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会計事務所へ就職希望の方へ 5つの事務所で働いた感想を語ります!

 
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本間会津子
福島県会津生まれ、東京都練馬区育ちの税理士 本間会津子です。 同じことを何度聞いていただいても大丈夫、笑顔でお答えします。          ★お願い★ 当ブログはわかりやすくお伝えすることを目指しております。実際は細かい要件等がございます。最終判断は専門家にご相談ください。
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税理士試験の合格発表が終われば会計事務所への就職活動が本格化します。

会計事務所5つを渡り歩いた経験から、それぞれにどのような特徴があったかをお伝えします。

一般事業会社にお勤めの方からすれば5回も職場を移ったなんて驚かれると思いますが、会計業界ではなにも特別なことではありません。

会計事務所とはどんな職場環境?

会計事務所で働く、ということに皆さまどのようなイメージをお持ちでしょうか?

数字ばかりで大変そう、頭が良さそう、堅そう、などなど。

中には会計事務所はブラックばかり、と思われる方も多いでしょう。これは当たらずとも遠からずといったところでしょうか。

「大手税理士法人」「中堅の税理士法人」「零細の会計事務所」「女性が働く」に分けてご紹介いたします。

 

大手税理士法人

私は以前、ある大手税理士法人に勤めておりました。

私が辞めたころは職員200名弱でしたが、今では600名超です。10年も経っていないのにものすごい成長速度です。

職場は広いオフィスに真っ白の机が並べられており人がいっぱいいる、いわゆる一般企業といったところでしょうか。

大手の場合、所長ではなく部長や直属の上司との相性がカギになります。

そして「売上」のノルマが厳しいです。

残業や休日出勤も多いです。

税理士受験生が就職するには、あくまで私の感想ではありますが、本気で税理士になることを目指している受験生が多く、事務所としても早く合格して税理士登録してほしいことから、試験直前の長期休暇については結構理解があるのかな、と思います。

仕事しながら勉強をし、官報合格に至った人もたくさんいます。

私もその一人です。

 

できれば、一度は大手に勤めてみるのは「アリ」だと思います。

その理由は、

① 他の事務所では経験できない大きな案件に携わるチャンスがあります。私も200億円という規模の相続案件にプロジェクトの一員として携わることができました。

② 集まる情報量が他とは違います。書籍・刊行物も種類が豊富です。

③ デキる人が多いです。私の上司は相続税から組織再編まで非常に詳しい方でした。いろいろな分野に精通されている上司・同僚や、顧問をされている高名な先生に相談することができます。

④ 税法や判例の読み方が身につきます。事務所全体として非常に勉強熱心でした。

⑤ 「どこの事務所に勤めておられましたか?」という質問に対し、「●●税理士法人に勤めていました」と言えばすぐに伝わります。話が早くて楽です。独立後ここに勤めていたことをウリにされている方もいます。

 

専門家として働く環境が非常に揃っているといえます。大変でも貴重な経験をして早く実力をつけたい、という方にはおススメです。

※ 私が在籍していたのは平成21年までです。今は昔ほど残業や休日出勤は多くないそうです。

 

中堅の税理士法人(職員50~100人)

この規模になると、所長の色が強くなるため、所長との相性が重要になります。

そして離職率も高いです。管理職を除いた平均勤続年数が3年未満というところもザラでしょう。

いわゆる名ばかり管理職で残業はせざるを得ないが残業代がでないこともザラにあります(訴えれば勝てるでしょう)。

 

今、会計業界は人材不足で完全な売り手市場です。

税理士、税理士科目合格者、経験者が全然採用できないため仕事が回らず、労働環境が厳しい会計事務所が多いものと思われます。

初めて会計事務所に勤められる方、「初めてだから手取り足取り教えてくれるだろう」などと期待したら、それは裏切られる可能性が高いです。

今は人材不足のため周りはみんな自分の仕事で精いっぱい、下の面倒を見るヒマはありません。

また、税理士受験生を応援するところも少ないように感じます。

このあたりは面接のときに確認すべきでしょう(「直前に休みを取れますか?」では印象が悪いので、「他の税理士受験生はどのように働かれていますか?」など聞いてみては)。

 

職員の仕事レベルという点では、あくまで私の感覚ではありますが、大手にいたことのある方のほうがきちんと内容を詰めて回答されるように思われます。

やはり基礎がしっかりしており知識があり調べ方をご存知、ということでしょう。

他、勉強熱心な著名な先生なども多くいらっしゃいます。

しかし中にはインターネットの税理士ブログなどを根拠に仕事をする恐ろしい人もいますしね・・・

事務所のトップや幹部がどのような経歴の方か調べてみるのもいいでしょう。

 

零細会計事務所(職員10人未満)

最初に就職したのは職員8名のいわゆる巷の会計事務所でした。

この規模になると、職員のほとんどが所長の家族であるなど、所長の家庭の事情まで入り込むようなところもあります。

私がいたところは所長が88歳のおじいちゃん税理士で実務ができる状態ではなく、そこのOB税理士にたまに来てもらっていましたが、やがて

そのOB税理士派と反対派が分裂するというとんでもない状態になりました。

仕事の調べ物で税理士試験の「理論サブノート」が横行するという、職員のレベルも低いものでした。

 

しかしこの規模の会計事務所には、実は非常に優良な事務所もあるそうです。

以前人材紹介会社から聞いた話によると、凄腕の先生の事務所で日本を代表するような一部上場会社の税務顧問をされているところや、事業承継案件や相続案件を専門とするところがあるが、拡大する意思はなく、ホームページもない事務所があるそうです。

「隠れた名店」といったところでしょうか。

こういうところは人材紹介会社でしか巡り合えませんし、募集もほとんどありません。

人材紹介会社に登録し、いろいろ情報を聞いてみるのもいいでしょう。

 

女性が働く場合

私が勤めた会計事務所はどこも男女分け隔てなく残業もあり、外回りもあり、管理職にもなり、給料も変わらないところばかりでした。

しかし、中には女性は内勤しかさせない、といった旧態依然な事務所もまだまだあるそうです。

面接のときに他の女性の働き方を聞いてみたほうがいいでしょう。

 

また、女性だけの事務所にいたこともありましたが、これはこれで要注意です。

お子さんがいる方については周りにさほど気を遣わず帰ることができる、というメリットがある事務所が多いでしょう。

しかしそのしわ寄せはお子さんのいないスタッフに来ます。

女性ばかりだからといって仕事内容も楽かな?など思ったら大間違いです。

女性特有のいざこざもあります。

特に家庭の事情に縛られずにバリバリ働きたいという女性にとって、女性だけの事務所に勤めることは慎重に検討すべきでしょう。

 

まとめ

長くなりましたが、会計事務所への就職は本当に大変です。

なぜかというと情報があまりにも手に入りにくく、しかも残念なことにブラックと言わざるを得ないところが本当に多いからです。

ホームページで「危ない会計事務所の見分け方」などの記事を出している会計事務所自体がブラックということもあります(よくここがこんな記事載せられるな、と苦笑したものがありました)。

気になる会計事務所があれば、そこで勤めている人の話を聞くことができればベストです。

自分にとって働きやすい事務所に勤めることができれば本当にラッキーです。

しかしよほど運がよくなければ難しいでしょう。もし就職した事務所が自分に合わなかったら・・・

自分の体験からすると、転職したところで事態が好転する可能性は低いと思われます。

もし就職先が自分に合わなかった場合「ここでできる限りの経験を積み、早く試験に合格して独立する!!」という目標を持つことが一番ではないでしょうか。

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